男はいつでもアトランティスにあこがれている |
大西洋には昔、超古代文明を持ったアトランティスという島があった。彼らはオリハルコンという金属を持ち、進化した文明を持っていたが神の怒りに触れて一夜のうちに海中に沈んだとされる。アトランティスは古代ギリシャの哲学者プラトンが著書で取り上げ、また、オカルト雑誌・ムーでも取り上げられたことでも有名。先日、ブラジル・リオデジャネイロ沖、大西洋を調査していた『しんかい6500』はそこで花こう岩や石英など、陸地にしかないものを発見しました。これはここに昔陸地があったとする証拠です。ただしここがアトランティスかと言われると、どうやらそうではないようです。アトランティスは1万2000年前に存在した王国。ここの海底から見つかった化石は約5000万年前のものだとか。また、ここには人工物が見つかっておらず、超古代文明を築いていたアトランティスとは酷似しません。1億年以上前に大陸移動の際に残った大陸の一部ではないかという説が有力なようです。ですが、ここに陸地があったということは、今後の地下資源の発掘に何らかの発展をもたらすでしょうし、また、世界の過去の歴史、地図にも少なからず影響を与えます。この発見をした『しんかい6500』はこの後世界中の海をもぐり今年の末まで仕事をした後に日本に帰ってくるんだとか。3人がぎりぎり入れるくらいのこの『しんかい6500』はその名の通り深海6500mまで潜る事が出来ます。この深さは富士山がすっぽり入るくらいの深さです。世界で2番目に深く潜れる調査船で、日本で唯一の有人潜水調査船なんです。そんな日本の船が新しい発見をしたことを嬉しく思いますね。海の底にはまだ知らない世界がいっぱい広がっています!
| 2013/05/08 船好きな自分が好きな船
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日の目を見るお宝とその船の経緯 |
日本海には今もまだ人知れず眠り続ける船が存在してると言われています。いずれはそのすべてを日の当たる沖へと連れて行ってあげたいと考えています。そして沢山の人にその歴史を知ってもらいたいと思います。そして現在、日本海から引き上げられ人々の注目を集めるお宝があります。それはお台場にある船の科学館の近く、シーサイドプールの間にある大きな主砲です。本日はその主砲が積んであったアドミラル・ナヒモフのお話です。この船はロシアのパーヴェル・ナヒーモフ提督の功績を称えて作られました。「1885年型 20.3 cm(35口径)ライフル砲」という、当時新開発されたものを使用しており、90kgの弾を仰角15度で9,150m先まで飛ばす事が出来たといいます。現在、お台場に展示されているのはこの主砲ですね。1904年日露戦争が勃発した際には太平洋艦隊に配属され、1905年5月27日に日本海海戦で日本海軍の装甲巡洋艦との戦闘で、30発以上の命中弾を受け中破、日本の装甲巡洋艦1隻に対し主砲弾3発を当て小破させましたが、夜間に魚雷を受け翌朝未明に自沈処分しました。1970~1980年ごろ、この船が多数の金塊を積んでいたといううわさが流れ、また、それに関係する詐欺も現れ世間を騒然とさせました。実際そんなご時世に金塊を積んでいるわけもなく、引き揚げられた船には主砲や船の装甲くらいなもので財宝はなかったのですが、海外の船にはもしかしたら見た事もないような秘密や財宝が積んであるかもしれないと思ってしまうのは当然なのかも知れませんね。
| 2013/04/25 船好きな自分が好きな船
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座礁した船とサンゴ礁の話 |
今回は座礁事故の話。1月に起きたアメリカ海軍の掃海艦がフィリピン沖のトゥバタハ岩礁海洋公園で座礁した話はご存知ですか?この公園はユネスコ(UNESCO)の世界遺産に登録されているほどのサンゴ礁の保護を目的とした場所。経緯はこうです。今年1月17日、アメリカの掃海艦ガーディアンがマニラ北部からインドネシアに向けて出航した時のこと。フィリピン政府が無線で『ガーディアンがトゥバタハのサンゴ礁に接近している』事を伝えました。ところが、同艦の艦長はアメリカ大使館に苦情を言うぞと反発。暫くして座礁した、という事らしいのです。フィリピンの国民としては、ここは相当大事にしている場所でもあります。法律で研究と観光を除いて立ち入りを禁止している場所なわけですから、国民は大いに怒っていると言うわけ。座礁したガーディアンを海に戻そうにも、それをやるとサンゴ礁が傷つく恐れがあるし、かといってそのままにしていると大波を受けて揺れる同船によってよりサンゴ礁に損傷が出るとで対応に困っていたんだとか。それがついに10週たった先月の末、対応が決定しました。内容は簡単、解体するんです。アメリカ政府はこれに同意。2億7700万ドル(約260億円)をかけて作業が行われました。損害賠償は少なくとも約1億3700万円になるとの見通しで、この事故で乗組員4人が解任されました。現在、サンゴ礁の被害を確認中なのかな?ガーディアンの解体部品は他の感染の補修工事に使われるとか。この話、アメリカ人がいかに裁判好きな大雑把な性格かが表れていますよね。みんながみんな相当と言うわけではないですけど、そんな風に思われていしまうのも判る気がします。サンゴ礁が以前のように戻るまでかなりの年月を必要とする様ですが、事故を起こした艦長さんは十分に反省してほしいですね。
| 2013/04/10 船好きな自分が好きな船
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